2016年 新年あけましておめでとうございます。
本年の干支は、丙申(ひのえさる)。万物が伸長し、草木が結実する意を示す年。
一年一年を重ねながら心新に思うことは、佐藤一斎の言葉、
「幼にして学べば壮にしてなすことあり、壮にして学べば老いて老いず、老にして学べば死して朽ちず」
常に学びを忘れず、本年は、日本・世界の状況を技術的側面から更に観察して行きたいと考えています。
さて、昨年のチャレンジはロボット分野への進出でした。これは他のブログに「新年の挨拶」としてアップしました。
ロボット分野はこれから更に伸びる領域として当分注目して行くことになりますが、ロボットに限らず今後の注目点は、AI、FinTech、IoT、シェアリングエコノミー、VR、SaaS、マーケティングオートメーション、そして、ドローン 等があります。
本年は以上のような分野に注目して行きたいと考えています。
以下は TechCrunch で昨年の大晦日に紹介された「壁をよじ登り天井を這うロボット」の YouTube ビデオです。元記事は「ここ」。
まあ、開発したのがあの Disney ディズニー・リサーチですので、あくまでも娯楽の範疇にあるもののように見えますが、アイデアそのものはある意味シンプルで非常に面白いものですね。まさしく「忍者ロボット」のように動きます。仕掛け自体は簡単ですが実際に動作できるところまで突き詰めたのは大したものだと思います。
こうしたアイデアを現実化出来るということが、アメリカの一つの優位性でもありますね。日本企業では「では、それが何の役に立つのか?」という疑問を投げかけられて開発費が集まらず計画段階で没になる可能性が高いでしょう。最初は遊びでも、続けて行くうちに実用化できる用途が見つかるということも良くある話ですから、何時までもこうしたチャレンジが出来ることは素晴らしいことだと思います。
次は、もう少し現実的なロボットになる可能性がある例です。
以下の画像をクリックするとビデオページへ飛びます。
これは、Palo Alto にある Knightscope が開発しているセキュリティロボットです。
Knightscope については、http://www.knightscope.com/about.html を参照してください。
最近公開された最新のスターウォーズを見ているようですが、現実のロボットが人の集まる場所で不審者をチェックするというこのアイデアは実用的です。と言ってもこのロボットが不審者と闘う訳ではなく、不審者と思われる情報をを通報するということですね。
このロボットのミソは、360度カメラ、声などを拾うマイク、コミュニケーションを行う AI 機構、などですが、最終的には収集したデータをネットワーク側(クラウド)で分析するデーターベース処理の実用化を狙っているということでしょう。
最近の犯罪捜査には常にセキューリティーカメラの映像が出てきますが、それらを単なる画像情報として活用するのではなく、人間の行動パターン(動き、声、騒音、回りの反応音、爆発音・・等々)と結び付けた動的なプロファイリング技術を確立して行こうという真の目的が裏に潜んでいるのでしょう。最終的には犯罪捜査から戦場での敵の行動分析などに発展すると予想しています。その意味では、目の前にあるユニークな形状のロボットそのものは飾りのような位置付けでしょうね。
世界中でテロの危険性が高まっている今日では、こうしたロボットがあちこちで治安の監視をするという時代になって行くのかも知れませんね。それは良いことか・・・はたまた、悪いことか・・・・。
ということで、本年もよろしくお願いします。


